おにぎりについてのエピソード

お弁当とひとくちにいっても、子どものお弁当はバラエティーに富んでいます。そして、家庭での食生活を知る、いいチャンスになります。普段食べている食事かどうかは、子供の食べっぷりをみればすぐにわかります。自分からすすんで食べるなら、普段から慣れ親しんでいる食事なのです。何事においてもそうなのですが、親の理解力が衰退してきたように感じます。

20年も前なら遠足の行き先と、持ち物を書いた紙を配布するだけで親もすぐにわかってくれました。野菜とおかずもいくつかあり、栄養面でもバランスのとれた食事をかいまみることができました。 しかし、最近の保護者は、手取り足取りの説明が要ります。それがないと「不親切な先生」というレッテルを張られてしまうのです。

“お弁当について”の説明は、イラスト付きで説明書きを配ります。遠足の後にも「少し残しました。おにぎりが小さい方が食べやすかったですよ」とか。「全部食べていましたが、野菜もいれてくださいね」などと全員と話をするのも普通になってきました。 その中でも一番説明が難しいのは、主食です。

“おにぎりは、ラップにごはんをのせて作り、食べやすい大きさにしてください”“その日の朝にたいたご飯を必ず使ってください”ということを記します。その日の朝と、念押ししないといつ炊いたごはんかわからないものを平気で入れてくるからです。食べやすいおにぎりと書いていても面倒くさいようです。

焼き飯や、オムライスがドカーンと1つお弁当箱に入っていることがよくあります。確かに、大人のお弁当なら、それでもいいでしょう。しかし、子どもが自分から積極的に食べるということがお弁当の目的でもあります。子どもにとって食べやすく、おいしいというのが一番の愛情弁当だと思います。

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