香辛料入り食べ物を与える

離乳食で、一番びっくりしたのは、ある国の離乳食です。その国に欠かせないものといえば、香辛料です。赤ちゃんで、ミルクが終わったばかりなのに香辛料を刻んで朝から食べさせていました。赤ちゃんには、香辛料の刺激がきつすぎるのでは?と日本人なら考えてしまいます。

Dちゃんは、いつも真っ赤な顔をして保育所にきていました。香辛料のような赤です。お帳面にもちゃんと香辛料を食べたことが、毎朝たどたどしい日本語で正直にかかれていました。相手を傷つけないように言葉を慎重に選びながら話をしていきました。

「香辛料は、もう少し大きくなってから食べさせてはどうですか?いろいろなものが入っていて、刺激がきついのではないですか?肌もかゆいようで、いつもかきむしっていますよね。痛いと思います。まだ香辛料を食べさすのは、早いのではないですか?」というと。

「せんせい。だいじょうぶです。すぐなれますから。もうちょっとしたら、はだもきれいになります。しんぱいしなくていいです」と平気な顔でいうのです。昼寝の時は、体温があがるせいか、かなりかゆくなるようでした。そのためかきむしり、血もでていました。

見ている方も可愛そうでつらいのです。と言いたいところをぐっとおさえながら、毎日繰り返し説明していきました。しかし、ひとつも聞いてくれる気配はありませんでした。 一年たった頃、成長したからでしょうか?肌があれることは、すっかりなくなりました。それにしても…。「国が違うと、こんなに刺激的なものを赤ちゃんにも食べさすんだね」と保育士の間で話をしました。他の国の一端を知らされたような気がしました。

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